BMW/MINIのトランスミッションにはMT、DCT、8速AT、8速スポーツATがある。MTは一部のモデルに限られるため選択はDCT、8速AT、8速スポーツATのいずれかとなる。もっとも好きなものを選べるわけではなくトランスミションを選ぶイコール車種を選ぶということになる。これらの中ではトルクコンバーターを使用しないDCTが一番スポーツに振っていると思っていたのだがどうもメーカー側は8速スポーツAT→DCT→8速ATと考えているようである。DCT→8速ATはわかるのだが8速スポーツAT→DCTがよくわからなかったのでいろいろとWebの情報を漁ってみた。
あちこちのサイトを巡った結論としては「現在の8速スポーツATはロックアップの領域がかなり広い」ということである。もともとATがあまり好きではない理由としてはトルクコンバーターによる滑り感と感覚に合わない変速タイミングという部分が大きい。後者に関してはマニュアル操作でカバー出来るとしても前者に関してはどうにもならない。もっともだいぶ昔からロックアップは行われていたのだがBMWのATはその領域が広い模様で発進後はすぐにロックアップされるらしい。発進時はマニュアルであっても半クラッチで滑らせているのだからそこを極力少なく出来ればほぼマニュアルと考えてもいいのかもしれない。実際、今の車(6速AT)でスリップを意識して運転していてもあまりわからない。もっともかなり長いことMTを運転していないのでMTの感覚も薄れているのだが。
いずれにしても単にDCTだからいい、トルクコンバーターだから悪いという単純な時代は既に終わっているようなのでそこは試乗をするなどして確かめるしかなさそうである。なお、以下のサイトは今回の件で参考になったもの。
BMW「Z4に積まれるトルコンATは最高だ。ロードカー用としてこれ以上のトランスミッションは存在しない」│Life in the FAST LANE.
「BMWの8速ATについて」スパグラのブログ | Next Stage 準備中! - みんカラ