AVIC-MRP660の通信モジュールが使えなくなってしまい後継を探していた。通信モジュールが使えないと渋滞を考慮したルート探索が出来ないという事でそれってカーナビとして機能が半分死んでない?という状況。スマホナビでは衛星が見えないところでの自車位置に問題があるが渋滞情報を考慮したルートが探索できない方が問題である。
カーナビアプリに関して
カーナビアプリはCOCCHiを選択。COCCHiは先日、iPhone 13 miniで試してルートに多少怪しいところはあるが信号の数で案内などNP1の音声のみでの案内方法なども取り込んでまあまあ使えそうという感じだった。ただ、試したときの端末がiPhone 13 miniということもあり画面が小さいな、と。NP1譲りの案内をするので音声だけでもいけそうな感じであるがやはり画面があることに慣れているので画面をなんとかしたい。
COCCHiは基本プラン(有料)ならApple CarPlay /Android Autoの利用可能
COCCHiは基本プラン(有料・月額350円)ならApple CarPlay /Android Autoに対応している。無料プラン/基本プランという組み合わせは基本プラン/有料プランじゃないの?という気もするがまあ置いておいて。基本プランにすると渋滞情報がVICS+プローブ情報になったり音声が人間の発音に近くなったりする。
COCCHiというかスマホナビの弱点は衛星が使えない場合の自車位置精度。加速度センサーやジャイロセンサーからの情報で補足は出来るもののそれだけでは辛く車速情報が欲しいところ。ベンチマークとして首都高の山手トンネルを走りきれるかというのがある。山手トンネル自体は自車位置が止まってしまってもさほど困らないが都市部では高架下等衛星が見えないところが多いので山手トンネルを走りきれる性能はやはり欲しい。もちなみにCOCCHiは車速パルスに対応しているようで組み合わせるディスプレイオーディオが車速パルスを提供するならトンネルでも自車位置を維持出来る模様。余談だがカーナビの自車位置でジャイロジャイロとジャイロセンサーが重要なように言われるがジャイロセンサーは角度を認識するもので速度を認識するのに重要なのは加速度センサーの方である。角度に関しては「車は道路の上を走る」という前提になればトンネル内でのカーブくらいはカバー出来る。もっともよく言われる「ジャイロセンサー」は速度も検出出来る機能としての「ジャイロセンサー」として使われているのだろうけど。
ディスプレイに関して
ディスプレイはDP701というディスプレイオーディオを使用。Apple CarPlay /Android Autoの両方が利用可能。DP701はDreamMakerという茨城の会社の製品。会社としては製造も行っているようだがこの製品は中華製かなぁ。一応全ての製品を検査後に出荷と書いてあるが。製品ページはDP701「7インチ液晶ポータブルディスプレイオーディオ」| DreamMaker。ディスプレイサイズは7インチで重量は245グラム。電源はシガーソケットから取得して5Vかと思いきや12Vそのままの模様。残念ながら車速パルスには対応していない。ポータブルタイプのディスプレイオーディオで車速パルスに対応しているものは現時点で存在しなさそうである。
(2024/01/07追記)電源だが取扱説明書には5Vと書いてあった。本体の刻印は12Vなのだが。5VならAVIC-MRP660の電源が使用出来るかもしれない。コネクタ形状と極性が合えばの話だが。また電源コネクタの位置がAVIC-MRP660は向かって右側、DP701は向かって左側のためコードの長さが足りない。パネルを剥がしてコードを引っ張り出すか延長コードで伸ばす等の対応が必要。いっそのこと頑張ってコードを引き回すか……
(2,024/05/03追記)AVIC-MRP660の電源ケーブルに変換アダプターかまして使い回そうと思ってメーカーに確認入れたら12Vと言われた。
取付に関して
取付スタンドも付属しているが今回はAVIC-MRP660が取り付けしてあったパーツを使用する。AVIC-MRP660は(ポータブルなのに)専門店に依頼してがっしりと取り付けて貰った。AVIC-MRP660はナビ本体が390g+クレイドルが102gの合計492g。エアコンルーバーに取付ではルーバーが折れるリスク大。また車速パルスを取るのも素人では難しいので。専門店をもってしても最初の取付ではパーツの強度が足りず走行時に上下に首を振るという状態。対応して貰った結果、ビートソニックのQDB15+楽ナビ用アダプターということに。ただ何故かQDB15が上下逆についている。しっかりした固定を優先したためか。固定に拘るのは車速パルスを拾えたとしても3Dハイブリッドセンサーは大事でその能力を十分に発揮するためにはしっかりとした固定が必要。これは最新のカーナビでも変わらないだろう。話がそれてしまったが逆さについたQDB15ではあるが数年間は問題が発生しなかった。数年後、走行中にAVIC-MRP660が落下しそこで初めてQDB15が逆さについていることに気がついた。
そんなQDB15だが今回組み合わせるのはビートソニックのQBA54。製品ページはiPadシリーズなど、7インチ~11インチのタブレットPCに最適な車載ホルダー|QBA54ビートソニック。高さ90mmから190mm、厚さ18mmのものまでホールド可能。DP701は高さ107mm、厚さ18mmでギリギリ。ディスプレイ外側が一段下がっているのでいい感じで引っかかる。重量に関してはDP701が245g+QBA54が144g(製品ページに記載はなくAmazonのページより)で389g。AVIC-MRP660より100gほど軽い。QBD15からの落下に関してはAVIC-MRP660の時に接続部に紙を挟んでキツくしているので100g軽いこの組み合わせなら大丈夫か?QBA54、取付部分をバラしてホールド部分の上下は正常に出来ないかと考えていたが製品が到着して確認したところそのようなことは出来ないことが判明。従ってホールド部分が逆さになる。本来であれば下側固定ツメ2つ+上側可動ツメ1つのところ下側が可動ツメ1つになるのでそこは不安なところ。背面に両面テープを貼り固定力をアップしたいところだが極薄の両面テープでないと厚さに問題が出る上、QBA54が傷対策としてでこぼこの保護クッションを取付面に施しているのでなかなか辛い。この保護クッション剥がせないのかな?AVIC-MRP660のときと違いDP701自体の取付は自車位置の精度には関係しないので何か別の方法を考えてもいいのかも。
取付後の感想
今回、自分で取付を行っているので電源ケーブルが車内を這いずり回っている。何とかしたいが10年経過した車だしもういいかw。実際に案内をさせてみるとDP701からの音声が小さい。製品ページにもFAQとして音声が小さいとあったが想像より小さかった。大音量で音楽を流すわけではないが何か考えないといけないかも。スマホ本体から音声を出した方がよさそうだが出来るのだろうか?地図がナイトモードに対応していないのはCOCCHiの対応待ち。予定には入っている。地図の感じはスマホ本体で見ていたときはパイオニアの地図という雰囲気だったがDP701の画面でみるとゼンリンっぽさがある。スマホの画面をコピーしているわけではないようなのでデータが違うのかも。見た感じはAndroid Autoのアイコンが残っているがほぼ普通のカーナビである。3D表示も可能だった。操作に関しては全体的にApple CarPlay /Android Autoに関してよくわかっていないので調査が必要だな。
(2024/01/07追記)音声に関してだがradiko autoをスマホにインストールしてDP701で音声を出力したところ十分な音量であった。ハードウエア的に音量が不足しているのではなくアプリケーションの設定でなんとかなりそうな感じである。といってもスマホにインストールしてあるアプリの音量は最大にしてあるのでアプリ自体が対応してくれないとダメそうなのだが。アプリ毎に音量が異なるのAndroid Auto的にはどのような制御になっているのだろう?
(2024/05/03追記)使用して気になったのは地図を3D表示にした際の傾きがあまりないというところ。空が若干入るくらいまで傾けられるといいのだが。現状だと2Dのヘディングアップと表示出来る範囲があまり変わらない。
使用するスマホに関して
試しのときはiPhone 13 miniを使用したが今回はarrows N F-51Cを使用した。自車位置の精度に関してはスマホの機能、車内での設置状態で決まってくる。iPhoneの方がセンサー類が高性能なので出来ればiPhoneで使用したいがナビで使用するとバッテリーに負荷がかかりそうである。またiPhone 13 miniは小型でバッテリー容量が小さい。ナビの為だけに大型のiPhoneを調達するのもちょっと……。arrows N F-51CだがGPSはL1に加えてL5に対応しているSBASにも対応しているようで衛星の掴みに関してはAndroidとしては頑張っている方だと思う。加速度センサー、ジャイロセンサーの方はわからない。この辺が優秀だとトンネルでもかなり頑張ってくれるのだが。
(2024/01/07追記)外環下を少し走ってみたのだが自車位置はしっかり追従してくれた。自車位置のアイコンの色は赤のままだったのでGPSを拾えてたのか?COCCHiのサイトにはAndroidで使用する場合、トンネルでは想定速度で進むとは書いてあった。先日、iPhoneでも想定速度で進んでいた感じだったけど。
(2024/05/03追記)スマホ単体で使用するよりディスプレイオーディオを組み合わせた方がスマホのディスプレイを使用しない分、スマホのディスプレイやバッテリーに優しいと思ったが充電不足や長時間使用だとやはりバッテリーが不足してくる。そうなるとアプリをインストールできるAndroid OS搭載のディスプレイオーディオということになるがアプリが動くのかということに加えてアプリの単体利用扱いになるので表示画面や機能とかどうなのだろうと思ってしまう。
ルートに関して
(2024/01/07追記)自宅を登録してルート案内をさせてみたがルートが少々おかしい。連続する交差点で一つ先の交差点で曲がってから戻ってくるようなルートを引いたりした。AVIC-MRP660ではそこの交差点でそのような案内はなかったのでまだ調整不足か?
登録されている地点に関して
(2024/05/03追記)普段使用しているガソリンスタンドへのルートを引かせようとしたら検索結果に出てこない。20年くらいは営業している出光なのだが。登録されている施設が少ないという話は聞いていたがさすがにこれは問題では?Googleマップから持ってこれるからいいというものではないと思うのだけど。