BMWの純正カーナビ(CICの2023年版)とCOCCHi(AQUOS sense8+Android Auto)の比較(高速道路)

作成日:2024/08/26 更新日:----/--/--

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前回の一般道編から半年も経ってしまったw。前回はiPhone+Apple CarPlayだったけど今回はAQUOS sense8+Android Auto。案内音声がAndroidの方が自然な感じがするけどどうなのだろう?

動作の安定性

いきなり高速道路の話以前の話となってしまう。COCCHiは有料契約にしてAndroid Autoで使用しているのだがこの日は画面が立ち上がってくるのが少し遅いと思ったら「アプリの起動処理に失敗しました。リトライしてください」みたいな表示になった。前日までは何の問題もなく使えていたのに。アプリのバージョンアップで認証情報でも飛んだかと思ってAndroid本体を確認するも本体側は正常に動いているようである。何度かリトライを繰り返すと車載機側に地図は表示されるもののルート案内がされていない。そしてまたリトライを要求してくる。ここでチョットしたことに気付く。渋滞情報にVICSマークが表示されていない。これ、もしかしてAndroid AutoではなくApple CarPlay?確かに設定Apple CarPlay設定もしてあるが最近はAndroid Autoしか使っていなかったのに何故?ちょうどパーキングに入れたのでiPhoneをフライトモードにして再度、接続。どうもBluetoothの設定がおかしくなっている?ペアリングの認証を再度要求された。これを承認した結果、Android Autoでの接続が復旧したがナビの単体使用とことなり端末と車載機の接続が必要ということで不安定になる要素が増していることはまちがいない。また接続が確立する前に走り出してしまうとエラーの対処が困難である。

地図の表示

純正ナビは8.8インチディスプレイということで2画面表示にしてもそれなりに地図が見える。現在はメイン画面(5インチくらい?)を500mスケールのノースアップ+サブ画面(3インチくらい)を50mスケールの3D表示としているがなかなか見易くていい感じである。それに対してCOCCHiは3D表示の50mスケールにしていたが傾きがほとんどないために2Dのヘディングアップとあまり変わらない表示であるため先方が見えない。楽ナビでももっと傾いていた。後半になって気がついたのだが普段のスケールを500mにしてオートフリーズームをオンにしておくのがいい感じのようである。

施設の表示

COCCHiのハイウエイモードはSA・PA等施設の情報も表示される。ただ混雑状況は表示されないようである。純正ナビはSA・PAの混雑情報(というより駐車場としての混雑情報。なので一般道でも表示される)が地図上に表示される。とはいえSA・PAの混雑情報は道路上の掲示板にも表示されるのでなくてもいいといえばいいのかもだが。施設情報も少し見辛い。後付けのディスプレイだとやはり7インチから8インチくらいが限界なのでもう少し大きく表示出来ないだろうか?

出口ICの表示

COCCHiは出口のICが表示される。出口まで複数のルートがある場合、どのルートかまではわからないがおおよその目安にはなる(途中のIC・出口も表示されてたかも)。純正ナビはどこで降りるかまではわからない。いや、方法はあるのかもしれないがそこまで使いこなしていないw

有料回避

今回、時間に余裕があったので少し先のICまで行き一般道で戻ることにした。先のICで降りると当然のように高速に乗り直して戻るルートを引いてくる。それを無視して一般道で目的地を目指す。このようなときCOCCHiは車載機のマイクアイコンをタップして「ゆうりょうかいひ」と発言することで一般道でのルートを引いてくれた。大昔のサイバーナビでは何度発話しても全然正しく認識してくれなかったのに。これが技術の進化か……純正ナビのルート変更もレバー・ダイヤル・プッシュ・ダイヤル・プッシュで可能。これも慣れれば楽である。COCCHiのディスプレイ上のアイコンタッチは少し神経を使うが純正ナビのハードキー操作の方はそこまで神経質になる必要はない。操作になれてしまうとこっちの方が楽かもしれない。

到着時刻の正確性

高速道路ではなく一般道に降りてからのルートになるがCOCCHiと純正ナビで到着予想時刻に1時間くらいの差が出た。このときは純正ナビに従ったが純正ナビの到着予想時刻はどんどん短くなりマイナス40分。COCCHiは案内されたルートを使っていないこともあり+20分程度となった。純正ナビ、一般道の速度設定とかあったかな?都市部に合わせて20km/hだと流れの速い郊外だと誤差が大きくなる。ビーコンから旅行時間情報を拾ってくれて補正が入っていればいいのだが。

総合的に見て

ルートの質は純正ナビの方がよさそうな感じである。COCCHiはカロッツェリアの系譜というか変にマニアック(=細い)るーとを引きがちな気がする。ビーコン受信でタイムリーな割り込み情報があるのも純正ナビ(というかカーナビ専用機)のいいところかも。一方で地図の新しさではCOCCHiか。COCCHiの地図の更新頻度がどの程度か不明だが純正ナビは施設の更新が遅い上にその施設を目印として案内されることがあるのが困ったところ。また安定性の面からはAndroid AutoやApple CarPlayよりもバッテリーレスのAndroidタブレットがよさそうなのだがなかなかいい端末がない。12インチワイドでは大きすぎ。ATOTOのP9はAndroidのバージョンが古い。

いずれにしてもナビの機能はきちんと理解しておいた方がいい。COCCHiに関しては物理的な発話ボタン+音声操作が理想か?MP1のように特定の発話で受付モードになるのか?というようなことも含めて機能を押さえておかないとどんなナビでも「このナビ、使えない」という評価になってしまう。