Google マップは階段を案内するからカーナビとして使わない方がよい、という話ではない。多少は関係しているのだが。
Google マップやiPhoneのマップは細街路を考慮しない
以前からカーナビを使用している人は聞いた事があると思う「細街路」というもの。カーナビはルート探索の際にこの細街路をルートにしないようにしている。法律ではなく自主規制。理由は地域住民への配慮。幅5.5m未満という事でセンターラインがないような道路である。カーナビのない時代であれば普通は積極的に侵入しようとは思わないだろう。ところがカーナビが案内してしまうとどんどんと車が流れ込んでしまいそこに生活する人が危険にさらされる。初期のカーナビでは一切案内されなかったと思うがさすがにそれでは使い物にならないのでスタート地点と目的地周辺に限り細街路も案内するようになったはず。
とりあえず試した限りではmapfan、COCCHi、Yahoo!マップは細街路をルートに入れなかったがGoogle マップとiPhoneのマップは細街路をルートに入れた。日本のローカルマナーなんぞ知らんということか?
細街路を案内しないようにするには道路の幅情報を持つ必要があるしスタート地点、目的地周辺だけ利用してよいとなるとルート探索のアルゴリズムも複雑になるだろう。そういう情報を切り捨てた結果として階段を案内するという状況になっているのだろう。車は階段を走れないのでドライバーが避けるが住宅街の細い道路はどうだろう?階段を案内されるのが嫌だという理由ではなく、そこに暮らす人の迷惑にならないようにGoogle マップやiPhoneのマップをカーナビとして使用しないという考えもあると思う。
日本製のカーナビアプリであれば細街路は考慮しているはず。先に挙げたCOCCHi、Yahoo!カーナビ(試したのはPCのマップだがカーナビアプリも同じはず)の他にカーナビタイム、moviLink、ゼンリン地図ナビあたりか。moviLink、サイトを確認したら条件で「細い道を避ける」にしないと細街路を案内する?トヨタ系なのにそれでいいのか?